3つの条件がないと人は動かない?

「うちのスタッフが動かない…」
「指示しても反応が薄い…」
「モチベーションが上がらない…」
と感じている経営者、多いですよね。
でも、その原因、スタッフのせいではないかもしれません。
実は、人間を動かすには、特定の条件が必要なのです。
その条件とは「危機感、使命感、実利感」という3つの要素です。
まず、「危機感」
人間は「このままだとまずい」と感じた時に、初めて動き出すのです。
例えば「今年は売上目標を達成できないと、会社が危ない」
という危機感があれば、スタッフは本気になります。
でも、「今年も順調だし、別に大丈夫」という状態では、スタッフは動きません。
つまり、危機感を持たせることが、行動の第一歩なのです。
次に、「使命感」
人間は「これは大事な仕事だ」「この仕事は意味がある」と感じた時に、本気で取り組みます。
例えば、「契約書を正確に作成することで、お客さんのビジネスを守ることができる」という使命感があれば、スタッフは細かい作業まで丁寧にやります。
でも、「こんな単純作業なら、どうでもいい」と思っていたら、大雑把になってしまう。
つまり、使命感を与えることが、仕事の質を高めていきます。
最後に、「実利感」
人間は「これをやったら、自分に返ってくる」という実利を感じた時に、継続して頑張るものです。
例えば、「売上目標を達成したら、ボーナスが出る」「これができるようになったら、昇進できる」「この成果を上げたら、認めてもらえる」という実利が見えると、スタッフは続けて頑張ってしまうものです。
でも、「頑張ってもボーナスも出ないし、昇進もない」と思ったら、モチベーションは上がりません。
つまり、実利感を示すことが、継続的なやる気につながります。
ここで大事なのが、この3つの要素のバランスです。
危機感だけ煽って、使命感も実利感も示さなければ?
スタッフは疲弊します。
使命感だけ語って、危機感も実利感も示さなければ?
きれいごとに聞こえてしまいます。
実利感だけ示して、危機感も使命感も示さなければ?
「お金のためだけに働いている」という状態になってしまう。
だからこそ、3つのバランスが重要なのです。
では、実装方法は?
例えば、新しいプロジェクトを立ち上げる時
「今、この分野の市場競争が激しくなっている。このプロジェクトが成功しなければ、会社の存続が危ない」
という危機感を伝える。
「このプロジェクトで、お客さんの経営課題を解決する。社会に貢献できる意義のある仕事だ」
という使命感を伝える。
「プロジェクトを成功させた人には、表彰金を出す。昇進のチャンスもある」
という実利感を示す。
この3つが揃えば、スタッフは本気で動いてくれます。
もし今、「スタッフが動かない…」と思っているなら、
一度、「危機感、使命感、実利感を全部バランス良く伝えているか?」を確認してみてください。
どれか一つが欠けていたら、スタッフは本気になれません。
3つ全てが揃った時に、初めて組織全体が動き始めます。
ちなみに、この3つの要素は、順番も大事です。
まず危機感を認識させて、その次に使命感を伝えて、最後に実利感を示す。
この順番で伝えることが、スタッフの心に響くのです。
*記事内の事例(ケース)については、フラット経営事務所・行政書士法人フラット法務事務所で経験したものだけでなく想定ケースも含まれ、実際の事例とは異なることがあります。また、関係法令は記載した時点のものです。
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